アバトーーク!![水槽のお魚はどこからくる?]

長崎ペンギン水族館の情報をお伝えする〜



毎週木曜日の9時10分は
飼育員のこぼれ話など、情報盛りだくさんでお届けします♪

今回は長崎ペンギン水族館、飼育展示課 田中丸さんにお話をうかがいました♪

今朝は水槽のお魚がどこからくるのか教えてもらいました♪



?漁師さんからの購入または寄贈
ペンギン水族館の生物は主に長崎の漁師さんが採ってくれたもので、生物の7〜8割を占めるそうです!

・魚の場合:
主に野母の漁師さんの定置網漁業からいただきます。
定置網は生きたままきれいに魚がとれるので最適なんです。

・無脊椎動物の場合:
網場、福田の刺し網や茂木の底引き網などからいただきます。
無脊椎動物はカニやヤドカリや貝のように甲羅や貝殻で守られたり、
ヒトデなど表皮が丈夫なので傷がすくないのです。
そのほか、ウミウシのように体が柔らかいものでも獲れるので、
その場合は体表に傷のないものを選んでもらう。

?業者からの購入
長崎の外海は対馬暖流の影響でサンゴ礁に生息する魚もいます。
しかしこれらの魚は漁獲対象の魚に比べ小さく数も少ないので、専門の業者に頼んで購入しています。
また、特別展などで長崎にいない魚や生き物を必要とする場合でも、このような業者に頼むことがあるそうです。

?採集
・自家採集:
年に数回、周辺の海に潜ってヒトデなどの無脊椎動物を採集します。

・乗船採集:
漁師さんの船に乗せてもらい、欲しい魚をわけてもらいます。

?育成
ミズクラゲは、飼育中に水槽内でポリプと呼ばれる赤ちゃんがとれるので、
それを育てて大きくなったところで展示を行います。
   
?借用または譲渡
主に特別展などで特設水槽を設置するときに、業者購入が難しい生物を展示することがあります。
この場合、他の水族館や場合によっては動物園に依頼し、一定期間借ります。

色んなツールで水族館にお魚が集まってるんですね!


2016年10月20日 11:24 カテゴリ:お知らせ
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