アバトーーク!6月16日

長崎ペンギン水族館の情報をお伝えする〜



毎週木曜日の9時10分は
飼育員のこぼれ話など、情報盛りだくさんでお届けします♪

今回は長崎ペンギン水族館、飼育展示課 下村さんに
お話をうかがいました♪

下村さん・・ということは、ビオトープのお話♪

先日、ビオトープの棚田で「田植え体験」が行われました。
当日はあいにくの雨でしたが…
ご参加いただいた方には楽しんでいただけたようです=*^-^*=
この季節では色んな生き物が見られるそうで
田んぼの周りでも、トンボやカメ、カエル、イモリ、などの水辺の生きものがたくさん見られるそうですよ〜♪

また、水の生きもの以外にも、野鳥の姿も見られます。
冬に比べると種類が少ないですが、
たとえばツバメなどは今の季節ならではの存在です。
それから、田んぼのまわりでもスズメの子どもをよく見るそうです♪
鳥にとって餌になる虫が増える今は子育ての季節です。
子育ての季節…ということなのですが
実は水族館にもときどきお問い合わせがあることが…
「鳥のヒナをひろって保護した」というお話。実はこの時期多いんです。
「鳥の巣立ち」はイコール「一人前」ではないんです!
実は、巣から出た時点では、まだまだ子ども、半人前の状態で飛び出していくんです。
羽は全部生えそろっていない、飛ぶのも上手ではありません。
この状態のヒナを見かけて保護をしてしまう、という人がとっても多いんです。

例)ヒナが地面にいる →巣から落ちた? ⇒保護しなきゃ!
うまく飛べない →怪我してる? ⇒保護しなきゃ!

と思うかもしれませんが・・
ヒナをひろわないで!

巣立った後のヒナは、しばらくは親に見守られて、餌も親にもらいながら過ごします。
この時期に親の後に付いて、エサのとりかたや何が危険かなど、自然の中で生きる術を学んでいると考えられています。
ヒナを拾うという行動は、この大事な学習の時期に親から引き離してしまうことになってしまいます。
やさしい気持ちで「保護」したつもりが、言葉は悪いですがヒナの「誘拐」になってしまうケースが多々あるんです。
これを防止しようと「ヒナを拾わないで!!」キャンペーンというのもあるくらい、この時期よくあることなんです。
もしヒナを見かけても、拾ったりせず、親鳥に任せてそのままにしてあげてくださいね。



この季節ならではのお話でした♪
次はどんなお話でしょうね♪
2016年06月16日 15:02 カテゴリ:お知らせ
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