13 7月 2017の一覧 | Home

アバトーーク!![寄生虫の話/海の日]

長崎ペンギン水族館の情報をお伝えする〜



毎週木曜日の9時10分は
飼育員のこぼれ話など、情報盛りだくさんでお届けします♪

今朝は飼育展示課 林 さんにお話を伺いました。

【寄生虫の話】
最近話題の「アニサキス」。

漁師さんが
「このごろ魚が売れないんだよ」という話をされていたそうです。

アニサキスはサバやアジ、イワシなどの
主に内臓にいる線状の2〜3cmの寄生虫です。
実はアニサキスの食中毒は 予防できる んです!

アニサキスの予防法
_断
60℃で1分以上加熱することで、人の内臓に感染できなくなります。

¬椹
自分の眼で見て確認することも重要ですね。

N篥
アニサキスはマイナス20℃で24時間以上冷凍することで、死滅します。
おうちの冷蔵庫はそこまで低い温度にはなりませんが、
水族館には−24℃までなる冷凍庫があります。
そこで冷凍保存しているものを解凍してペンギンたちにあげているそうです。


また、海にはアニサキスだけでなく、いろいろな寄生虫がいます。
水槽で泳ぐ魚にも寄生虫がつくことがあるそうです。
寄生虫が多くなってきてしまうと、
魚も寄生虫に負けて死んでしまうことがあります。
魚類担当は魚に餌をあげたり、水槽を掃除したりするだけでなく、
魚に寄生虫がついていないかもチェックしています。
もしついている場合には薬をあげたりして、寄生虫を取り除いています。

魚の寄生虫というと怖いというイメージですが、
予防方法や対処方法をしっかりと覚えておくと安心ですね♪


【海の日のイベント】

7月17日月曜日祝日
11:00〜会場にて整理券を配り
12:00〜イベントを始めます。
@海浜部斜路部・カヤック乗り場
参加は 無料 です。


海の日は、海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願うことを趣旨として、1995年に制定されました。
長崎ペンギン水族館では、マダイの子どもを水族館の目の前にあるたちばな湾に放流するイベントを開催!

実はこのマダイの稚魚を放流することは楽しいだけでなく、水産業として大変重要なことなんです。
海に暮らす生きものは多くの卵を産みますが、
大きくなれるのはごくわずかで、特に卵の時や産まれたばかりのものは、他の生きもののエサになってしまったり、エサを食べられず死んでしまうことが多いんです。
そこで、生き残れるくらいの大きさまで人の手で育て、放流し、海で大きくなってから獲るという「栽培漁業」が行われています。

当日はマダイの稚魚を育てている長崎市水産センターの方の
お話しもありますので勉強になりますよ♪


【夏休みのイベントを募集】
夏の企画展関連イベント「高浜での地曳網漁体験」と
「たちばな湾での底曳き網体験」の事前応募を行っています。

特に地曳網体験は明日金曜日が〆切となっています!
まだ若干の余裕がありますので、ぜひご応募ください♪

また、夏休みの自由研究にぴったり!小学生対象のサマースクール
「クラゲ研究会〜めざせ!クラゲ博士!!」も募集中です。

今週末は三連休!!!
ペンギン水族館では土曜日から以前よりアバトーークで御紹介している「ペンギンと水遊ビーチ」が始まります!
楽しいイベント盛りだくさんですので、ぜひ長崎ペンギン水族館へ足をお運びください♪

2017年07月13日 15:29 カテゴリ:お知らせ
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