１１／１１の「語逢日和」は、雲仙市で有機農業に取り組んでらっしゃる岩崎政利さん。




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今日の語逢日和でお話をきかせてくださった、雲仙で野菜をつくっていらっしゃる岩崎さん。畑の前で美味しい空気を吸いながらのインタビューは、スタジオとはまた違って心地良かったです。カラスの鳴き声BGMもNICE！

インタビュー後、お茶とまんじゅうを頬張りながら、岩崎さんの大切な「野菜の種」たちを前に色んなお話をきかせてくださいました。この子達は岩崎さんが大切に想いをつないできた「種」であり、そんな岩崎さんにだからこそと同じ想いで野菜に愛情を注ぐ農家の方から譲られた「種」です。
在来種が減り、主に外来種で野菜が作られるようになった今、私たちはとても大切なものを失くしてしまう寸前、もしかするともう失くしてしまったものもあるのだと思います。

私がこの取材で強く感じたのは、私たち消費者の「知ること」への責任。
今、食の安全が大きく叫ばれているけれど、果たして私たち消費者は「食」に対して責任を持って向き合っているのだろうか。
たぶん知れば知るほど、正しいと胸を張って言える「答え」は出せないと思うけれど、それでも、「知ること」、自分の責任で「選ぶこと」を投げ出してしまっては取り返しのつかない日がやってくるかもしれません。
知った上で、最後に「選ぶ」のはやっぱり自分自身。自分の命に対して責任をもって、誠実に。これは何事に対しても同じ姿勢ですよね。
改めて「当たり前」のことって大切だなと、背筋をピンとさせていただきました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００８年１１月１１日　　平川 純子