1日目〜樹海の清掃

無事、長崎に戻ってまいりました。ただいまデス。

この3泊4日の旅は、貴重な体験あり、清々しい時間あり、出会いあり、美味しさあり、海あり・・・。とてつもなく密度の濃い旅となりました!
振り返りながら、しっかりとご報告を。番組と合わせてこのブログでもご紹介していきますね。

まずは、富士山清掃の1日目「樹海のゴミ掘り」から。





富士山の清掃は、ゴミを掘り出します。
見た目ではわからないので、配られた竹のスコップでとにかくあちらこちらを掘りおこすのです。「ここにはないのかな?」と思い始めた頃に出てくるゴミたちは、釘やビニール、割れたガラスや弾薬の殻etc.
困ったのは、ガラスは割れて、ビニールもバラバラに細かくなり、小さいので取り難いのです。でも、だからといって諦めてはいけません。細かなゴミは腐葉土になるシステムを妨げ土の育ちをダメにしてしまうそうです。小さなゴミを食べた鳥や動物たちは、最悪の場合死にいたります。
地道な作業ではありますが、とても大切なことです。

皆、ゴミ堀りにあまりに一生懸命になりすぎて無言に・・・。そこで富士山クラブの方から「休憩ー」の声がかかってふと上を見上げると、樹海にも色々な植物たちがあるのですヨ。


これは「ダンコウバイ」。
葉っぱをモミモミして香ってみると、とても爽やかな良い香りです。


こちら、何の花かわかりますか?
自然薯の花なんですって!
樹海には自然薯があるのですね。

休憩をはさんでもうひと頑張り!
細かな作業も皆でやればこんなに。沢山掘り出しました。





掘り出したゴミは重みがしっかりあって、それを流れ作業でトラックに積み込みます。アルピニストの野口健さん(写真中央の黒のキャップの方!)も一緒に。

班に分かれて樹海の色んな場所を掃除し、私たちのようにゴミを掘り起こす方、谷底に捨てられたコンクリートを運び上げる方もいらっしゃるのです。最終的に今回のゴミの量は、数字にして4トン!(うち3トンはコンクリート!運ぶのもとても大変だったはずですよね。)この数字に、夜の懇親会でも自然と拍手が沸き起こりました。

野口さんもおっしゃっていました。
富士山のゴミも、もう少しのところまできているそうです。
山に訪れる方々の意識も大きく変わってきているそうです。
今回の清掃でまた4トン分、「ゴミゼロ」に近づくことが出来たことをとても嬉しく思います。
2008年08月19日 10:45 カテゴリ:過去のブログ
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