6年ぶりのサンボマスター by Mark

今朝(5/24)のオンエアでご紹介したとおり

サンボマスターがSky Jamboreeに帰ってきます!

過去2回(2004年と2005年)、稲佐山のステージに登場した彼ら。

当時のパフォーマンスをご覧になった方は、今回の追加発表は万々歳なのでは?

かくいう僕も、未だなお6年前のサンボマスターは伝説のように記憶に残っていて、今年も強く期待せずにはいられません。

圧倒的な言葉と演奏力のチカラ。

ご存じない方に少しでも伝えられたら、と思い。

2005年当時に僕が執筆したLiveレポートを掲載しますね。

同じ夏は二度来ない!


= = = = = =

まずレポートを書く前にこう断言しておこう。
「この日のサンボマスターのライブを文章で伝えることは不可能である。」
文字を並べれば並べるほど内容が陳腐化しそうなので、簡潔にまとめよう。

昨年に続き2度目の登場となるサンボマスター。
ライブエリアには彼らのステージを一目見ようと想像を絶する人数のオーディエンスが!

「平和の街・ここ長崎に、ロックをやりにきたわけですよ!!」と大声で宣言する山口さん。それに観客は雄叫びにも似た歓声で応える。
そしていよいよライブがスタート。「戦後60周年の、平和の街・長崎に、歌声よおこれ!!」と大地を揺るがすように「歌声よおこれ」が稲佐山に響き渡る。

ギターを爪弾きながら即興で歌っているように語る独特のMCが曲と曲の間を繋ぐ。一言一言噛みしめるように言葉を紡ぐ。
ギターのリズム・メロディにあわせて手拍子がオーディエンスから送られる。すると「ありがとう。でもその手拍子は僕たちのためじゃなく、60年前に起きた悲しい出来事で命を奪われた人たちのために送ってくれないか。」と言葉をかける山口さん。
僕が言っても説得力のない言葉も彼が言うとグッとくるのはなぜだろう。言葉1つ1つが心にささる。

「オレは今まで“愛と平和”を歌うのが恥ずかしかったし怖かった。でもこんな時代だから、今だから歌わないといけないと思った」と話し、終戦記念日の前日にここ長崎で演奏された「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」。曲中盤では“愛と平和コール”が!この言葉が空を越えて世界中に届くことを誰もが願っていたことだろう。

最後の「月に咲く花のようになるの」まで、まばたきすら惜しい30分間。
むき出しで、爆発的で、リアルで、絶叫で、全てをさらけ出しで歌う姿は美しくて…これほどまでに魂がこもった歌を唄われると心が揺れ動かないわけがない。ただただ胸にあふれてくるものに、涙を流す者も。

伝説として語り継がれてもおかしくないほどの今回のライブ。音楽の持つ限りない可能性と強烈なパワーを再認識させられた。
「今こそ愛と平和を」サンボマスターは僕たちにそう語りかけた。
2011年05月24日 14:30 カテゴリ:朝マーク
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