金沢紀行〜文学編〜
今回の旅の前に、五木寛之さんの金沢を舞台にした作品
『浅野川暮色』『木立野刑務所裏』『聖者が町へやってきた』を読んでいました。
その中でも『浅の川暮色』が好きです。
主計町を舞台に、下働きをしていた“みつ”と、新聞記者“森口”の恋のお話。
芸子の道が決まっている女性は、想いのままの恋というのが許されなかったというのは、
この時代、普通のことだったのかもしれませんね。
そう思えば、この「浅野川」【写真左】が、“セツナ色”に見えてきたものです。

その浅野川沿いにある、なべ専門店「太郎」【写真右】は、
この『浅の川暮色』の中にでてくる「次郎」という鍋料理茶屋のモデルとなったお店です。
五木寛之さんも、金沢に住んでいた頃よく通っていたお店らしく、
今回「さすがに1人で鍋は・・・」と思って入ることは出来ませんでしたが、
次の機会に、是非、絶品の「鍋料理」も食べてみたいものです。

浅野川沿いには「鏡花の道」っていうのがあって、その途中には「滝の白糸碑」があります。
泉鏡花の小説『義血侠血』のヒロインです。
この「滝の白糸碑」のモデルとなった、ひがしの名妓・美ち奴は、天下の名妓と呼ばれ、
踊りの名手であることは勿論、金沢を心から愛し、来る人をもてなしてくれるという・・・
残念ながら、平成5年に亡くなられたそうですが、男性ならずとも
同じ女性として「一度、その“心意気”に触れたかったなぁ〜」と、像を眺めながら思いました。
『浅野川暮色』『木立野刑務所裏』『聖者が町へやってきた』を読んでいました。
その中でも『浅の川暮色』が好きです。
主計町を舞台に、下働きをしていた“みつ”と、新聞記者“森口”の恋のお話。
芸子の道が決まっている女性は、想いのままの恋というのが許されなかったというのは、
この時代、普通のことだったのかもしれませんね。
そう思えば、この「浅野川」【写真左】が、“セツナ色”に見えてきたものです。

その浅野川沿いにある、なべ専門店「太郎」【写真右】は、
この『浅の川暮色』の中にでてくる「次郎」という鍋料理茶屋のモデルとなったお店です。
五木寛之さんも、金沢に住んでいた頃よく通っていたお店らしく、
今回「さすがに1人で鍋は・・・」と思って入ることは出来ませんでしたが、
次の機会に、是非、絶品の「鍋料理」も食べてみたいものです。

浅野川沿いには「鏡花の道」っていうのがあって、その途中には「滝の白糸碑」があります。
泉鏡花の小説『義血侠血』のヒロインです。
この「滝の白糸碑」のモデルとなった、ひがしの名妓・美ち奴は、天下の名妓と呼ばれ、
踊りの名手であることは勿論、金沢を心から愛し、来る人をもてなしてくれるという・・・
残念ながら、平成5年に亡くなられたそうですが、男性ならずとも
同じ女性として「一度、その“心意気”に触れたかったなぁ〜」と、像を眺めながら思いました。