点が線になる。



先日、街を歩いていますと「チュンチュン」と並々ならぬ音量できこえてきたため上を見上げたところ、電線の上で点が線になっておりました。

さて、週末。
父の人生初LIVE「小椋佳 歌壇の会」にお供いたしました。もちろんのことながら非常に年齢層も高く、私って少々浮き気味?なんてことを薄々感じながら、LIVEをしっかり堪能させていただきました。

小椋さん、とても素晴らしい方です。
というか、非常に人生が豊かな方だなぁと感じました。だから綴られる言葉たちも豊かなのでしょうね。
声が綺麗で、音楽世界もどこか文学的。頭の中に情景が浮かぶどころか、その中にある人の心理なども伝わってくるのです。すごいことですね。

そして何と言っても、お話が上手い。
サラリーマン(銀行員)時代のことや人との出会い、海外でどういう経験をしたのか、どんなことを学びたくって50歳の時に大学生になったのか、などなど。
特に今回の「歌壇の会」では“旅”というのがテーマにあって、そういった旅のお話などもたっぷりときかせて下さいましたよ。

この「歌壇の会」には、沢山の素敵な言葉たちがありました。
“旅は精神の若返りの泉”〔アンデルセンの言葉〕
“今日という日は、残された人生の初日である”〔小椋さんの好きな言葉〕

言葉や人や音楽との出会いというのは本当に魔法のようなもので、出会ったことによって、今という瞬間の感じ方にもいっきに変化が生じる。
これは素晴らしき人生の宝であり、こういうことが私の中で点が線になっていくということなのだなぁ、と思ったのでありました。
2008年02月25日 15:03 カテゴリ:1.ヒラジュン日記
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