また今年もやってきました。
6日はヒロシマ、そして9日は、ここナガサキの
62回目の原爆の日です。
長崎市住吉に今も残る、無言の語り部たる遺構を訪れました。
「三菱長崎兵器製作所 住吉トンネル工場」
今は廃墟と化したその人工造形は、人間の愚かさを訴えているように見えます。
こちらには、全部で6本のトンネルがあり、投下直前まで魚雷の製造が行なわれていた
ということです。
62年を経た現在、周囲は住宅地となり、戸建やマンションが立ち並んでいます。
案内をしてくださった、被爆体験の継承を考える市民の会代表の
舟越・長崎大学教授。
我々長崎人が、無知であること、無関心であること、事実を見ないようにすることも
大きな問題のひとつだ・・・と訴えていらっしゃいます。
トンネルの長さはおよそ300メートル。住宅街の地下を掘り抜いて
赤迫側の出口の明かりが遠くにぽっかり見えるのが印象的でした。
インタビューの模様は、9日午前11時から11時30分までの
特別番組でお送りします。