暑い八月が

また今年もやってきました。
6日はヒロシマ、そして9日は、ここナガサキの
62回目の原爆の日です。

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長崎市住吉に今も残る、無言の語り部たる遺構を訪れました。
「三菱長崎兵器製作所 住吉トンネル工場」

今は廃墟と化したその人工造形は、人間の愚かさを訴えているように見えます。

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こちらには、全部で6本のトンネルがあり、投下直前まで魚雷の製造が行なわれていた
ということです。
62年を経た現在、周囲は住宅地となり、戸建やマンションが立ち並んでいます。

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案内をしてくださった、被爆体験の継承を考える市民の会代表の
舟越・長崎大学教授。
我々長崎人が、無知であること、無関心であること、事実を見ないようにすることも
大きな問題のひとつだ・・・と訴えていらっしゃいます。

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トンネルの長さはおよそ300メートル。住宅街の地下を掘り抜いて
赤迫側の出口の明かりが遠くにぽっかり見えるのが印象的でした。

インタビューの模様は、9日午前11時から11時30分までの
特別番組でお送りします。


2007年08月06日 21:12 カテゴリ:旧ブログエントリー
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