秋は・2

私が長崎に住み始めたのは1989年。その頃食べられなかったのが、皿うどんの“太麺”。

博多の極細で育った私には理解を越える直径を誇る麺。その自己主張の強い麺の上にトロ〜リあんかけという“これでもか攻撃”。そして極めつけは、その味付けの甘さ!!

互いに絶対譲らない三者がひとつ皿の上で展開する灼熱のバトル!

『これはダメだぁ』と、思っていた私に転機を与えてくれたのは、“ウチの地元のは美味しいよ〜”と教えてくれた大村出身のFMのスタッフでした。

(中略)

人付き合いも同じではないでしょうか。『あの人のこういう所が苦手』というポイントは、殆どの場合、ほかの人が『好き』というポイントと重なるものです。

(後略)

かくして、ここ最近は、ちゃんぽん屋さんに行くと必ず注文するようになったのでした。


※上記(カッコ)内は、食への飽くなき探求と涙と笑いで綴ったエッセイ集『香月の麺’S倶楽部・第1集』に掲載!乞うご期待!!

なお、発行予定はありません。


2006年10月11日 21:10 カテゴリ:旧ブログエントリー
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