04 7月 2013の一覧 | Home

夢枕獏 「キマイラ」 シリーズ

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今日ご紹介したのは 第1巻「幻獣少年 キマイラ」。

夢枕獏さんに はまって すぐに集め始めたシリーズです。

再刊行を何度か繰り返しているので
抜けている巻・ダブっている巻が あるかもしれませんが、
シリーズとして 私が確認しているだけで 18冊はあると思います。

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このシリーズの最大の魅力は キマイラ そのもの。
そして そこはかとなく感じられる 大陸(中国)の風。

『キマイラとは?』 を探っていくのが 大きなテーマになっているんですが
この キマイラが とても 不気味で 哀しげなんです。


(ラララララルウウ〜〜〜〜リィィィ……
 るるるぅ〜〜〜〜るるるる……) などと泣くんです。

この雰囲気は 夢枕さんにしか描けないものだと思います。


格闘技(プロレス)好きにはたまらない
体術・中国拳法(というか喧嘩)シーンもたっぷりなんですが、
個人的には キャラクターの密度・濃度が かなり高いと思います。

主人公:大鳳吼(おおとり こう)の なよなよっぷりとか。
ライバルで先輩の 九鬼麗一(くき れいいち)の 色っぽさとか。
そのほかにも 拳法の達人 の 適当さとか。
普通の女子高生の 肝の据わりっぷりとか。
出てくるキャラ全員が 濃いんですよね。

しかも キマイラ シリーズに出てくるキャラが
別のシリーズにも登場するなど 作品同士がリンクしているところも
魅力の一つです。


あとがきで 作者本人が
「この本は 絶対におもしろい。」 と 書いてらっしゃるように
絶対に おもしろいシリーズなので 読んでみてください。


まだ 未完なので 続きも気になります。
2013年07月04日 14:31 カテゴリ:夏の36冊
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妥協なしの

今日(7/4)は 長崎県美術館で開催中の
現代スペイン リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展」について
学芸員:モリゾノさんに うかがいました。

モリゾノさんが、長崎県美術館にある
「フランシスコ・カレテロ」というロペスの作品を見て感銘を受け
ぜひ 展覧会を! と ロペスさんのお家に直談判に行って
77歳にして 7回目、アジア で初の 回顧展を開催することに。

64点の作品が展示されています。

中には
1991年に 来日予定だったけれども 結局 来なかった
彫刻 「男と女」とか。
(一度 コレクターの元に売られたものの 納得できずに買い戻し
 26年かけて(!?) 完成させた作品)

「グラン・ビア」という作品は
毎朝 6:30に、20分〜30分 だけ描く というのを
何年も繰り返して 出来上がった、とか。

なかなか 一般的な画家とは違った
こだわりの強い ロペス作品を 堪能しに ぜひお出かけください。



なお、今度の土曜日(7/6) お昼12時からの
長崎県の情報をお伝えする「Saturday Chat Box」 でも
モリゾノさんに 見どころなどをうかがいます。


ちなみに メッセージしてくださった方もいらっしゃいますが
長崎県の県政TV番組 は コチラでも チェックできます。
2013年07月04日 13:29 カテゴリ:お知らせ
kazama 固定リンク 

7/4は

長崎県美術館で開催中の
アントニオ・ロペス展」について うかがいます。

さまざまな関連イベントも予定されていますので
ぜひ お出かけになってみてください。
2013年07月04日 12:10 カテゴリ:お知らせ
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