田中芳樹 「創竜伝」

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きっかけは CLAMP のイラスト。
(ノベルズ版は 天野喜孝さん)
そして 竜(ドラゴン) という文字。

実は 風間、ヴァンパイアと同じくらい ドラゴン好きなんです。
中国の歴史・神話に興味を持ったきっかけの一つでもあります。

さらに 超能力 というワードが加わったことで
風間にとっての 最強の組み合わせに!

田中芳樹さんの作品の中で 一番好きな作品です。

始、続、終、余 という (ふざけた)名前の四兄弟は
四海竜王の子孫で 生まれ変わり なんです。

実は 末っ子:余 が一番強い(!?)というところは
中国神話のセオリーに則っていますが
基本的には ハチャメチャ コメディ です。

戦車やパトカーを乗っ取っちゃったり。
四兄弟が 危機に瀕すると 実は竜に変化しちゃったり。
天変地異のいくつかは この兄弟によるものでは…?なんて
思えるくらいです。

ただ 物語全編通して 深い風刺 が込められていて
勧善懲悪が爽快。

鳥に愛される少女、そのお付きの犬&人。
中国神話にも登場する怪物。
牛 vs 竜。
サイボーグみたいな(?)女性などなど。
濃く細かい キャラクター設定 も魅力的です。


一番 好き…とは違うけれども 忘れられないキャラクターは
天使のなっちゃん (小早川奈津子)。
どこが天使だ!?と
唖然としてしまうくらい 突き抜けたキャラクターなので
よかったら 彼女に会うためにも 読んでみてください。

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ちなみに 全巻持ってると思いきや
12巻&公式ガイドブックしか持ってないことに
昨日 気が付き
即座に 13巻を注文しました。
届くのは … 多分 明日。

楽しみです!!
2013年07月10日 13:59 カテゴリ:夏の36冊
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土地に根ざして

今日(7/10)は
13日から 長崎セントラル劇場で公開が始まる映画
先祖になる」 の 池谷薫監督に お話をうかがいました。

東日本大震災から1ヵ月後に 岩手県へ向かう途中
お花見をしていた (発起人) 佐藤直志さんと出会い、
彼の 頑固さ・チャーミングさに魅了されて ドキュメンタリーに。

陸前高田市 で 頑なに 2階まで津波にのまれた家に住み続け
森で伐ってきた木で 自分の家を建て直す。

そのバイタリティ、あっけらかんとした雰囲気 が 素敵なんです。

震災直後から1年半かけて撮られた 記録映画でありながら
笑いの要素も ちりばめられている作品。

しっかりと地面に足をつけた 佐藤さんの生きざまを
ご覧ください。


13日 午前10:20〜の上映終了後には
池谷監督の 舞台挨拶も 行われます。

ぜひ お出かけください。



そして 長崎歴史文化博物館で開催中の
「歌川国芳展」のチケットへのご応募もお待ちしています。
ご希望の方は、氏名・住所・電話番号を明記して
LaiLai まで ご応募ください。

お待ちしています!!
2013年07月10日 13:28 カテゴリ:お知らせ
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7/10は

13日から 長崎セントラル劇場で上映される
ドキュメンタリー映画「先祖になる」について
池谷薫監督に うかがいます。


そして たくさんのご応募をいただいています、
長崎歴史文化博物館で開催中の「歌川国芳展」のチケット。

5組10名の方へ プレゼントです。

ご希望の方は 氏名・住所・電話番号を明記して
LaiLai までご応募ください。

展覧会について詳しくは
11日の番組内で ご紹介します。
2013年07月10日 12:10 カテゴリ:お知らせ
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ごちそう図鑑も発売になりました

今日(7/9)は 毎週 火曜日恒例!
ながさきプレス」編集部の方に オススメスポットを
教えていただきました。

県北(特に 波佐見)にフォーカスしてみました。

小浜でも人気のパティスリー
オカモト・シェ・ダムール の波佐見店とか。

佐世保市内で移転OPENした 雑貨屋さん
ヒイラギのはね とか。

佐世保執念の公園などで 移動販売している
ノマド・コーヒーとか。

一度は 行ってみたい お店ばかりでした。

ぜひ 夏休みに、
そして 今週末の3連休に 足を運んでみてください。

風間も気になっていた パンケーキ屋さんは
ご出演くださった ハシモトさんが 行ってないそうで…
うかがえませんでした。
残念!!
2013年07月09日 14:34 カテゴリ:お知らせ
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真堂樹 「龍は微睡む」

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この本も 表紙のイラスト&題名 に一目ぼれした本。

主人公は 歓楽街:花路(ホワルー)の頭である 飛(フェイ)と
彼を用心棒にする 領主:マクシミリアン。
(名前がカタカナなのは
 外国人居留区で育てられた 妾腹の息子だから なんですって)

このマクシミリアンが 飛 を からかうというか苛めるというか…
甘ったるい鬼畜さが この物語のミソだと思います。
(女性向け というわけではありません … 一応)

二人で仲良くすればいいのに 何でできないの!?
と思ってしまうくらい いがみ合って おもい合って、
じりじり させられますが
それもまた 萌えポイント かつ 読み応えに つながるんです。

番外編も含めて 33冊 という長編シリーズですが
延々と 甘甘な展開です。

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甘甘以外にも 信頼していた人の裏切りとか。
政治的な いざこざとか。
さまざまな要素がありはするんですが
一番の読みどころは いかに 飛 に 萌えるか。

“綺麗なお兄さん好き” には たまらないと思いますので
よかったら 読んでみてください。


ちなみに。
個人的な 萌え場面 第1位は
(シリーズ2冊目 「龍は花を喰らう」 ラストで)
飛が マクシミリアンに 翡翠のピアスを付けられるところ。

後々、中国に留学した際
翡翠のピアスを探したことは 言うまでもありません。
2013年07月09日 13:23 カテゴリ:夏の36冊
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7/9は

毎週 火曜日恒例!
ながさきプレス」編集部の方に スタジオにお越しいただきます。

先週
県外(五島もでしたが)のオススメお出かけ先を教えていただいたので
今週は
県内のオススメスポットを 教えていただく予定です。

お楽しみに♪

また、
長崎歴史文化博物館で開催中の「歌川国芳展」のチケットを
5組10名の方へ プレゼント!

ご希望の方は 氏名・住所・電話番号を明記して
LaiLai までご応募ください。

展覧会について詳しくは
11日の番組内で ご紹介します。
2013年07月09日 12:10 カテゴリ:お知らせ
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丸山天寿 「琅邪の鬼」

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本屋さんで 2度見 からの ためつすがめつ。

明らかに 中国モノと分かるイラストなのに
帯に「メフィスト賞 史上 最高の異色作!」 の文字。
しかも 作者:丸山さんは 長崎出身。

メフィスト賞というのは
風間も好きな 森博詞「すべてがFになる」から始まって
西尾維新、清涼院流水、高田崇史などなど
ミステリー界の中でも 独特な 尖った作品が揃った賞なんです。

これまで 現代的なミステリー というイメージが強かったので、
(SFっぽかったり ファンタジーっぽかったり はあったけど)
中国モノ・歴史モノ なのに メフィスト賞 受賞…
意外すぎて びっくりしました。


登場するのは、
秦の始皇帝、
始皇帝から不老不死の仙薬を見つけるよう言われた 徐福、
徐福の弟子たち(易占術、医術、剣術などに秀でた人ばっかり)
かれらが住む 琅邪 の求盗(警察官) などなど。


ちなみに、
琅邪 : 中国大陸の港町で、古くから “あやかしの町” と呼ばれる。
鬼 : 幽霊・亡霊・人知を越えた怪奇現象・不思議な出来事。


琅邪の 偉い人(右大臣・左大臣 みたいな 東王・西王)の家で
事件(不思議なできごと)が起こって、
解決しようと奮闘するうちに 次々と不思議なことが起こってきて
それら 全部が 終わってみると “えーそういうこと?…だまされた!”みたいな。

若干 肩透かし感もありますが そこも含めて メフィスト賞。

個人的には
漢字がいっぱいなのに サクッと難しくなくて
だまされ方が 爽快で 楽しく読むことができました。

仙人も好きですし。
始皇帝・徐福ときて 邪馬台国とか
そのあたりの歴史も 大好きですし。

でも。
歴史好きの方には もちろんなんですが
ミステリーファンの方 にも 読んでいただきたい1冊です。
2013年07月08日 13:34 カテゴリ:夏の36冊
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7/8は

幼い頃から さまざまな本を読んできた 風間の本棚から
7月と8月の 1OA日1冊ずつ 小説をご紹介する 「夏の36冊」。

2週目に入りました。

今日は 先週よりも少し詳しく オススメ本をご紹介します。

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お楽しみに♪

そして 今週(7/8〜11)は プレゼントがあります。
長崎歴史文化博物館で開催中の「歌川国芳展」のチケットを
5組10名の方へ!!

ご希望の方は 氏名・住所・電話番号を明記して
LaiLai までご応募ください。

展覧会について詳しくは
11日の番組内で ご紹介します。
2013年07月08日 12:10 カテゴリ:お知らせ
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夢枕獏 「キマイラ」 シリーズ

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今日ご紹介したのは 第1巻「幻獣少年 キマイラ」。

夢枕獏さんに はまって すぐに集め始めたシリーズです。

再刊行を何度か繰り返しているので
抜けている巻・ダブっている巻が あるかもしれませんが、
シリーズとして 私が確認しているだけで 18冊はあると思います。

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このシリーズの最大の魅力は キマイラ そのもの。
そして そこはかとなく感じられる 大陸(中国)の風。

『キマイラとは?』 を探っていくのが 大きなテーマになっているんですが
この キマイラが とても 不気味で 哀しげなんです。


(ラララララルウウ〜〜〜〜リィィィ……
 るるるぅ〜〜〜〜るるるる……) などと泣くんです。

この雰囲気は 夢枕さんにしか描けないものだと思います。


格闘技(プロレス)好きにはたまらない
体術・中国拳法(というか喧嘩)シーンもたっぷりなんですが、
個人的には キャラクターの密度・濃度が かなり高いと思います。

主人公:大鳳吼(おおとり こう)の なよなよっぷりとか。
ライバルで先輩の 九鬼麗一(くき れいいち)の 色っぽさとか。
そのほかにも 拳法の達人 の 適当さとか。
普通の女子高生の 肝の据わりっぷりとか。
出てくるキャラ全員が 濃いんですよね。

しかも キマイラ シリーズに出てくるキャラが
別のシリーズにも登場するなど 作品同士がリンクしているところも
魅力の一つです。


あとがきで 作者本人が
「この本は 絶対におもしろい。」 と 書いてらっしゃるように
絶対に おもしろいシリーズなので 読んでみてください。


まだ 未完なので 続きも気になります。
2013年07月04日 14:31 カテゴリ:夏の36冊
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妥協なしの

今日(7/4)は 長崎県美術館で開催中の
現代スペイン リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展」について
学芸員:モリゾノさんに うかがいました。

モリゾノさんが、長崎県美術館にある
「フランシスコ・カレテロ」というロペスの作品を見て感銘を受け
ぜひ 展覧会を! と ロペスさんのお家に直談判に行って
77歳にして 7回目、アジア で初の 回顧展を開催することに。

64点の作品が展示されています。

中には
1991年に 来日予定だったけれども 結局 来なかった
彫刻 「男と女」とか。
(一度 コレクターの元に売られたものの 納得できずに買い戻し
 26年かけて(!?) 完成させた作品)

「グラン・ビア」という作品は
毎朝 6:30に、20分〜30分 だけ描く というのを
何年も繰り返して 出来上がった、とか。

なかなか 一般的な画家とは違った
こだわりの強い ロペス作品を 堪能しに ぜひお出かけください。



なお、今度の土曜日(7/6) お昼12時からの
長崎県の情報をお伝えする「Saturday Chat Box」 でも
モリゾノさんに 見どころなどをうかがいます。


ちなみに メッセージしてくださった方もいらっしゃいますが
長崎県の県政TV番組 は コチラでも チェックできます。
2013年07月04日 13:29 カテゴリ:お知らせ
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