真堂樹 「龍は微睡む」

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この本も 表紙のイラスト&題名 に一目ぼれした本。

主人公は 歓楽街:花路(ホワルー)の頭である 飛(フェイ)と
彼を用心棒にする 領主:マクシミリアン。
(名前がカタカナなのは
 外国人居留区で育てられた 妾腹の息子だから なんですって)

このマクシミリアンが 飛 を からかうというか苛めるというか…
甘ったるい鬼畜さが この物語のミソだと思います。
(女性向け というわけではありません … 一応)

二人で仲良くすればいいのに 何でできないの!?
と思ってしまうくらい いがみ合って おもい合って、
じりじり させられますが
それもまた 萌えポイント かつ 読み応えに つながるんです。

番外編も含めて 33冊 という長編シリーズですが
延々と 甘甘な展開です。

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甘甘以外にも 信頼していた人の裏切りとか。
政治的な いざこざとか。
さまざまな要素がありはするんですが
一番の読みどころは いかに 飛 に 萌えるか。

“綺麗なお兄さん好き” には たまらないと思いますので
よかったら 読んでみてください。


ちなみに。
個人的な 萌え場面 第1位は
(シリーズ2冊目 「龍は花を喰らう」 ラストで)
飛が マクシミリアンに 翡翠のピアスを付けられるところ。

後々、中国に留学した際
翡翠のピアスを探したことは 言うまでもありません。
2013年07月09日 13:23 カテゴリ:夏の36冊
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