堀川アサコ 「予言村の転校生」

読み終わった後に 頭の中を占めるのは
「だるまさんが 転んだ」 と 「ヤンヤンヤーン、レッドヤーン」
主人公の奈央のお父さんが 故郷の村長選挙に出馬して
“これは決まったことなんだよ”という言葉の通り
当選してしまいます。
これをきっかけに 奈央は こよみ村 に移り住みますが
この村には 秘密の書 “予言暦”が あるみたいなんです。
元アイドルやその息子、“村八分”役などなどに囲まれ
奈央は いやおうなしに 村の謎に巻き込まれていきます。
ということで、正統派のファンタジー、ミステリー、(怪談)です。
読み終わった直後は 青春!さわやか〜!! と感じる反面
げに恐ろしきは○○なり…
○○ に当てはまるものは ネタバレになるので書きません。
神聖さ+胡散臭さ×青春の甘酸っぱさ が
ユーモアに味付けされて 家族小説の香り付けをされて
社会派ペーストも入れられた、そんな物語です。
いろいろ おすすめポイントはありますが
読み進めるモチベーションを支えてくれたのは
登場人物の一人(元アイドルの息子) 麒麟くんでした。
麒麟…
お習字とかテストの時とか書きにくそうですけど
なんて 良い名前!