8月 2013の一覧 | Home

8/26は

昨日 無事開催できました
SkyJamboree2013 のレポートです。

スカイジャンボリー2013 オフィシャルTシャツデザインコンテスト
審査委員長の Tシャツショップ ナカノ の 中野社長、
グランプリを受賞した 前田さん へのインタビューを
お送りします。
2013年08月26日 12:10 カテゴリ:お知らせ
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夢枕獏 「涅槃の王」



風間が大好きな 夢枕獏さんの作品の中でも
1番好きなのが この 「涅槃の王」。

図書館で 初めて “ゆ” の欄に行って
『涅槃ねぇ…仏教?』 なんて思いながら なんとなしに 手にとったら
表紙の「百獣図」に惹かれ
読んでみたら はまり… 今に至ります。

何が好きって
シッダールタ(若かりし頃の仏陀)が 山(樹)登りをしちゃう、
そのストーリー。
そこに 仏教・密教の妖しさを中心に
人間の欲求・浅ましさとか
不老不死を願ってしまう心とか
そのせいで 変化してしまった異形のモノとか
さまざまな要素が 猥雑に混ざっているところ。

以前 紹介した 「キマイラ吼」シリーズも好きですが
これは (獣化しちゃいますけど)現代モノ過ぎるきらいもあって。
神話・歴史好きな風間にとっては
この「涅槃の王」の舞台が 古代インド という時点で
妖しい雰囲気を感じ たまりません。

しかも、祥伝社文庫では 4巻
総ページ数にして 2763ページを読んでの クライマックスシーン。
シッダールタが 仏陀に 覚醒した瞬間の すばらしさ!
神々も歓喜、
シッダールタも歓喜、
風間も歓喜。

圧倒的な筆力を持つ 夢枕さんだからこそ書けた
このダイナミックなシーンは 感動。
泣きそうになります。


《抜粋》

“肯(よし)”
と、その声は言った。
“この世のあらゆるものは肯(こう)である”
と。
(中略)
“おまえは正しい”


シッダールタは
『美しく整った顔立ちは、まだ、少年か少女のように見える。
 黒い柔らかい髪が、額にかかり、
 その下に淡い灰色がかった茶色の瞳があった』
そんな外見で。

天才。

そのシッダールタに “おまえは正しい”と言われると
何かに迷っているときは特に 大丈夫だ!と思える
パワーがあります。

ぜひ 読んでみてください。
2013年08月22日 13:39 カテゴリ:夏の36冊
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空気のような存在

今日(8/22)は 長崎歴史文化博物館で絶賛 開催中の
恐竜展」について
恐竜くん こと 田中真士さんに うかがいました。

小学生の頃から 恐竜が好きすぎて
( 恐竜≒空気 )
恐竜研究が盛んなカナダの大学で 古生物学を学んだそうです。

恐竜の魅力は 大昔は存在していたのに “今 いないところ”。

そんな 恐竜くんがプロデュースしたのが この「恐竜展」!
100点〜120点の貴重な標本を 厳選して 展示。

テーマは 恐竜研究の“歴史”。

目玉は 完全版 ティラノサウルス 全身骨格 “パーフェクト・スタン” !!
鼻の先〜尻尾まで 全長12.3m!
一般的な展示方法は 直立タイプですが
歴文では 獲物を追いかける躍動感溢れる姿を 見ることができます。
ちょうど 頭が 人間の目線の高さにあるので
“食べられちゃうかも!?”な ドキドキを 味わえるかと思います。

さまざまな関連イベントも予定されていますので
ぜひ 足を運んでみてください。
2013年08月22日 13:15 カテゴリ:お知らせ
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8/22は

長崎歴史文化博物館で絶賛 開催中の
恐竜展」について
恐竜くん こと 田中真士さんに うかがいます。
2013年08月22日 12:10 カテゴリ:お知らせ
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池宮彰一郎 「島津奔る」

今日(8/21)は “別冊 LaiLai 夏の36冊” ということで
SunriseStation の 甲斐田貴之さんに
オススメの本を教えていただきました。

1998年に出版されたものの
司馬遼太郎 「関ヶ原」に似ているという 批判を受け
作者である 池宮彰一郎さん自身が 2003年に絶版にした という作品。

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現在 古本屋さんなどでしか 手に入らないのが
もったいない 名作!!


薩摩の太守:島津義弘が主人公。
島津といえば 九州制覇、文禄・慶長の役などで
勇名を馳せていました。

義弘は
政局を読み取って 敵の作戦を察知するのも得意だったそうです。

そんな彼は
関ヶ原の戦いに 兵力不足にも関わらず 参加するんです。


関ヶ原の戦いは 豊臣秀吉の死後、
天下を狙う 徳川家康 VS 秀吉の遺志を継ぐ 石田三成 という 構図。
数万人同士の 天下分け目の戦い。

実は、
島津藩まで 大阪の状況は なかなか伝わってこなかったんですって。
そこで 義弘は 大阪に 移り住んで、
通じない鹿児島弁を捨て 外交を行い 情報収集をしていました。

家康か、三成か、どちらに つくべきか。
戦後処理で 処罰の対象になる可能性がある 中立 の立場は
とることができず。

そんな中、
島津として 石田三成側(西軍)に付かなきゃいけなくて。
でも 徳川家康(東軍)と 密約を交わしていて。

戦場には 島津方は数百人しかいない という状況。
それを知った 薩摩の侍たちが「義弘さまの命があぶない!」と
農作業を止めて 走った(奔った)!というのが
『島津奔る』 という 題名にも 現れているところです。

直線距離にして 800km。
しかも 途中途中 東軍の藩も 通らないといけません。
それでも 侍たちは 国のため お館さまのため 奔ったんです。
すごい。

合戦の結果、勝利したのは 東軍。
西軍についていた 島津軍は 戦場を離脱しなければなりません。

どうしたのか。

家康の 何万という本陣に 突っ込んでいったんです。
そして そのままUターンして 鹿児島に帰ったそうです。

島津 = 強い! というイメージは 鮮烈に残りますよね。

このお陰で(?)
島津は 西軍だったにも関わらず 戦後処理で
領地はそのまま、どころか、琉球も加えることになります。

このことが 後々 (徳川幕府を倒す) 幕末へのエネルギーに変わっていく…
そこが 歴史の面白いところ!

島津義弘の
状況判断能力、決断力、外交力、
家を守る覚悟、部下への信頼、部下の意見を聞く寛容さ。

現在の 指導者のあるべき姿が描かれている、とも
評価されている作品です。
(柴田錬三郎賞 受賞作品)

残念なことに 絶版になっていますので
インターネットを駆使して
または 古本屋さんなどに日参して
手に入れてみてください。
2013年08月21日 13:27 カテゴリ:夏の36冊
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8/21は

7月、8月限定企画 「LaiLai 夏の36冊」。
本が好きな風間の本棚から 毎日1冊ずつご紹介しています。

今日は 「別冊 夏の36冊」ということで
SunriseStation の 甲斐田貴之さんに
オススメの本を ご紹介いただきます。

お楽しみに♪
2013年08月21日 12:10 カテゴリ:お知らせ
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野梨原花南 「ちょー美女と野獣」



ふざけた名前だなぁ…が 第一印象。

でも 「美女と野獣」だし イラストも綺麗だし…
と思って 手に取ったのが 小学生 or 中学生の頃。

それ以来 何年経っても 何度も読み返している シリーズ。



魔法で獣に変えられた ジオラルド王子と
獣フェチの ダイヤモンド王女の ラブラブな生活は
二人が愛の誓いをして ジオラルドが人間の姿に戻ったことで
一度 崩れそうになります。
が、再び 獣の姿に変えてもらうために 旅を始めます。

というところから 物語は始まります。

獣姿と人間姿に、自由に変身できるようになったり。
性別が入れ替わっちゃったり。
記憶喪失になっちゃったり。
友人の子供を贄にしなきゃいけなくなったり。
その身代わりになっちゃったり。

若干 ネタばれが混ざりましたが、
基本的にコメディなのに
シリアスな時も、切ない時も たくさんあります。

ほぼ 全編 コメディタッチで ボケ&ツッコミだらけなんですが
その中に
生きるとは どういうことか。
他人と関わるとは どういうことか。
中学生・高校生の頃に悩む 人間関係について
すっぱりと きっぱりと アドバイスしてくれるような
部分が 混ざっています。

そして 登場人物たちの セリフの小気味いいこと!!

野梨原花南さん 独特の文章。
活き活きとして 実際に そこに生きているような世界観。
登場人物たちを 身近に、友達のように、親のように
感じられると思います。

名言も多くて 読むたびに 新しい発見もあるので
ぜひ 手にとってみてください。
2013年08月20日 13:35 カテゴリ:夏の36冊
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こめこめん

今日(8/20)は 「ながさきプレス」 のタニガワさんに
長崎に OPENしたばかりの
米粉専門店 「米粉屋」 について うかがいました。

実は 風間も 昨日 お邪魔したんです。

米粉麺 (こめこめん…かわいい語呂) と かき揚げは 夕食に。



うどん の麺よりも 甘くて (お米の甘み?)
ツルツルではないんですが 独特の食感。
見た目はウドン、食感はソバ みたいな。


ブロッコリーとバジルの スコーン (ベーグルみたい)と
マカロン



袋を開けると バジルの香りがふわっとして
食べると ブロッコリーの食感が 素敵でした。


また 先日 大村のシュシュで パンの耳側を買ってきたので
シナモンシュガーも。



甘いし たっぷり入ってるし 風間にぴったり!

どれも 美味しかったです。


住所は、長崎市 扇町。
純心女子高と 聖フランシスコ病院の中間にある
ジョイフルサンの 近くにあります。

車の方は ナビを駆使して、
歩きの方は 地図を駆使して お出かけになってみてください。
2013年08月20日 13:28 カテゴリ:お知らせ
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8/20は

毎週 火曜日 恒例!
ながさきプレス」編集部の方が
スタジオに来てくださいます。

今日は 珍しい米粉専門店について教えていただきます。

お楽しみに♪
2013年08月20日 12:10 カテゴリ:お知らせ
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茅田砂胡 「デルフィニア戦記」

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イラストにだまされること なかれ!

見た目の印象から想像する 以上に 骨太な物語です。

(大人…特に男性 が はまったものの
 公共の場で読むにはイラスト入りは ちょっと恥ずかしいから…
 ということで、イラスト無し中公文庫Verが発売されたほど)

私も、茅田砂胡さん、デルフィニア戦記に
どっぷりと はまり込んだくち。

刺客に追われる放浪の戦士 (実は 王様)と
異世界に迷い込んだ少女 (実は 少年)が 出会って、
王様に復帰して、養子になって、王妃になって、
デルフィニアという国、そしてデルフィニアのある大陸を
平穏に導くまでが 描かれています。

なので 伝記であり、英雄譚であり、
一大 叙事詩 でもあります。



風間の場合は イラスト(沖麻実也さん) から入っているので

好きポイント?
繊細で麗しいキャラクターたち(イラスト)
特に シェラ と ヴァンツァー は 大好きです。

好きポイント?
ずけずけ モノを言う リィ (主人公の一人、迷い込んできた少女)。
本当に ずけずけと 本質・核心を突いた言動。
憧れます。

好きポイント?
陰謀にまみれた 宮廷で 華麗に生き抜く貴族たち。

好きポイント?
美貌の暗殺者、とか。
素敵すぎる キャラクター陣。
誰も 中途半端な人はいません。
キャラが立ちすぎているくらい 立ってます。

好きポイント?
シリアスな部分、コメディタッチの部分が
素敵なバランスで 混ざっているところ。


好きポイントがありすぎるので このくらいにしますが
本当に イラストを敬遠して読まないのは もったいない!

まずは 文庫版からでも 手にとってみてください。

とはいえ、風間はイラストも大好きなので
ノベルス全巻の “特別箱入り愛蔵版”と、



イラスト集も 持ってます。



たまに 見返しては 一人にやにや。



特に 小野不由美さん「十二国記」シリーズが好きな方は
どっぷりと はまり込んでしまうと思います。


ちなみに。
登場人物の リィ のその後、
彼を中心に 怪獣夫婦などが活躍する様子を描いた
別シリーズも あります。

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写真 左上から順に
「スカーレット・ウィザード」
「暁の天使たち」
「クラッシュ・ブレイズ」
「デルフィニア戦記 外伝」
「天使たちの課外授業」
「トゥルークの海賊」 (続刊中)

どれも 面白いので ぜひ 読んでみてください!!
2013年08月19日 13:35 カテゴリ:夏の36冊
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