素敵な地名

長与町の339ある小字の中でも一番使われている漢字、「田」。
今回は、そんな「田」のつく小字の中でも「八反田」や「一丁田」のように数字と面積を表す地名についてご紹介頂きました。

この地名から分かるのは、昔の人々が新しく田を切り開いた際の面積。
昔の面積単位は小さいほうから
一歩(いちぶ)< 一畝(いっせ)< 一反(いったん)< 一丁・一町(いっちょう)


これを踏まえて、地名を見ると、
「昔この辺りには広い田んぼがあったんだなぁ〜」
と想像も膨らむわけです。


そして大事なのは、恐らくこうして付けられた地名のほとんどは個人で田を切り開いたのではなく、周辺の人・もしくは藩などの組織単位で一緒に切り開いたのでは・・・ということ。
昔の人々が協力して行ったことが、今も地名として残っているのです。
そう思うと何だか愛着が湧いてくる素敵な地名ですね!


私が小さい頃よく遊びに行っていた思い出の「八反田(はったんだ)公園」
「変な響きの名前だなぁ〜」と思いながらも慣れ親しんでいたのですが、これからはその響きに“温もり”もプラスされて、何だか嬉しくなりました(*^^*)


来月はまたどんなお話が聞けるのでしょうか?
『教えて!久原先生』次回もお楽しみに〜♪

2014年11月15日 09:56 カテゴリ:教えて!久原先生
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