三木笙子 「クラーク巴里探偵録」

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明治時代。
ヨーロッパ巡業をしている曲芸一座。
敏腕番頭:孝介と、料理上手な新入り:晴彦の二人が
幽霊事件や盗難事件の解決、ストーカー退治 など活躍する
連作短編ミステリーです。

孝介と晴彦の関係が ホームズとワトソンのようで。
でも 実は 晴彦には孝介に言えない秘密があって。
その秘密が 大きな危険な計画につながっていて。
二人は否応なしに 巻き込まれてしまうんです。

明治時代のヨーロッパの独特な雰囲気と、
魅力的な 登場人物たちと、
素敵な 小道具と、
読み終わった後に 暖かい気持ちになれる作品です。


個人的には、マロニエの花 を育ててみたい、と思いました。

手にとってみてください。
2014年08月25日 13:30 カテゴリ:お知らせ
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