栗本薫 「魔界水滸伝」

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栗本薫さんに出会ったのも
若林図書館に通いつめていた 中学生の頃。

「朝日のあたる家」、「終わりのないラブソング」から始まり
「レダ」、「セイレーン」、「心中天浦島」、「さらしなにっき」と
SFモノに はまり
「夢幻戦記」で 見事に 栗本さんワールドに はまり しました。

そこで 満を持して読んだのが、この「魔界水滸伝」!!

当時から神話が好きだった風間。
一人PCで “中国神話大全” みたいなサイト巡りをし
自分なりの系図を作り、としていたわけですが。

ものっすごく ワクワクするんですよね、このシリーズ。

クトゥルーの神々 vs 地球古来の神々(鬼・天狗・蛟)
しかも 何人かは ○○の転生した姿、だなんて。

なんて どきどき するんでしょう!!

主人公は 大学生:涼と ルポライター:雄介。

この二人も 嫌いじゃないんですが
蛟で八岐大蛇で織田信長 : 北斗多一郎
地球軍・参謀 : 加賀四郎
希代の詐欺師 : 草薙三四郎
というキャラクターたちが 好きです。

涼がどんどん 女々しく・なよなよっとしていくのも
あの ラストだからか…!?と
20冊かけて描かれるラストは 衝撃的でした。

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(下の段にある「白銀の神話」は 北斗多一郎が主人公の外伝です)

“水滸伝” なわりには 中国らしさは希薄ですが
その分 世界的な有名神話の神々・民話に出てくる妖怪が
これでもか!と 登場します。

ぜひ、栗本さんの 『妖怪大戦争』、堪能してください。



ちなみに。

その後も 栗本さんワールドはまりは続き、
ついに 「グイン・サーガ」にも手を出し (大人買いし)
お家の本棚に どどんっと鎮座しております。

何度 読んでも (次の展開を覚えていても)ワクワクする
その雰囲気、大好きです。
2013年07月30日 14:09 カテゴリ:夏の36冊
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