三浦しをん 「月魚」

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この本を読んだ きっかけは たまたま。
中学生の頃 区の図書館に通うのが 日課だったんですが
片っ端から 手に取っていった中で
薄い・淡い・水墨画のような 透明な雰囲気が とても好きで
平成16年の初版を買いました。

三浦しをん さんの作品には
映画になった「舟を編む」、「まほろ駅前 多田便利軒」をはじめ
好きな本は たくさんあるんですが
“個人的 三浦さん作品ベスト1” な作品です。

『主人公の2人:真志喜と瀬名垣 が
 幼い頃から 密かな罪の意識をずっと 共有してきた――』 なんて
そこはかとなく感じられる 背徳感も魅力的なところ。

「まほろ駅前」シリーズ がお好きな方には
ぴったりな 1冊だと思います。



余談ですが。
この本を読んで
「いつか 古書店を営むのも いいなぁ」なんて 思ったんです。
仙人になれなかった場合の 次の目標 。



余談ですが。その2
ずっと ツキザカナ と呼んでいました。
ゲツギョ だと知ったのは つい3日前のこと。
2013年07月02日 13:21 カテゴリ:夏の36冊
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