16 10月 2007の一覧 | Home

読書タイム

ここ数日に、ここ半月分くらいの季節の移り変わりが凝縮されてるように思いませぬか?風邪ひかぬように暖かくしてお過ごし下さい。

さて今日は、チロッと番組でもお話しましたが、近頃読んだ「本」のご紹介を。


?おいしいおしゃべり /阿川佐和子 著
?食養生読本 / パン・ウェイ 著
?自虐の詩日記 / 中谷美紀 著
?谷川俊太郎質問箱 / 谷川俊太郎 著

「おいしいおしゃべり」っていうタイトルに惹かれて手にとった1冊は、とても楽しいエッセイでした。阿川佐和子さんって何だか、キュートな女性ですね。文体も好きで、ときどきクッと笑いも生まれながら、楽しいお話を聞くように読める本でした。

「食養生読本」は、“健康オタク”な私が心惹かれまして、ね。でも、中国三千年の知恵というのはとても興味深いものでした。体をこわしたら薬で治せばよい、というのではなく、病気にならない体を日々の食でつくる。薬の前にまず食事ありき、というのは私も同感です。体のタイプに合った食べ方を、季節に応じた食との付き合い方を学べる1冊です。

「自虐の詩日記」。単純に中谷美紀さんが好きなのです。作品に対しての取り組み方、日々を大切に、作品を大切に丁寧に向き合っているのが好きです。それにエッセイも、いつも面白い。今回は映画「自虐の詩」撮影時の日記が1冊の本になっています。熱狂的なファンの多い4コマ漫画の映画化ということで、それぞれ思うことがある作品だと思いますが、私はこの本を読んで早く映画が観たくなりました。阿部寛さんのイサオ様もかなり楽しみです。

「谷川俊太郎質問箱」、実に素晴らしい1冊でした。webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の連載から生まれた本です。質問に答えるのって、何だか一番その人が見えてくるような気がしました。改めていうのも変なはなしですが、谷川俊太郎さんってやはり大きな方ですね。私、いちいち感動してしまいました。言葉で答えてるんだけど、もっと大きなもので答えてるというか。心で答えてるってこのなのでしょうね。何度も読み返し、大切にする1冊でした。


あぁそれにしても、世の中には素敵な本があふれていますね。
そのひと欠片だけでも、人生の中で出会いたいものです。
オススメの本があったら、是非教えて下さい!
2007年10月16日 17:35 カテゴリ:1.ヒラジュン日記
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