三木笙子 「人魚は空に還る」

心優しき雑誌記者:高広(ホームズ役)と
超絶美形の天才絵師:礼(ワトソン役)、
二人の青年による 帝都探偵物語。
明治時代ならではの モダンな雰囲気と共に
(例えば、怪盗ロテュス。人魚がいる見世物小屋。)
二人の冴え渡る(?)推理を楽しむことができます。
現代では誰もが知っている コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ、
アンデルセンの 人魚姫、八百比丘尼などなど
いろんな物語も ちらっと見え隠れします。
レトロでモダンな雰囲気なので
イメージするのは 透明 とか 白 とか、清廉な色でした。
連作ですが 短編集なので、
夜寝る前に1篇、というように 読み進められますね。
三木笙子さんのデビュー作でもあります。
続編も 3巻まで出版されていますので
ぜひ 読んでみてくださいね。