馮學敏「故郷の詩」



馮學敏 写真展「故郷の詩」に行ってきました。

馮學敏さんは、アメリカ・カナダ・フランスなどで高い評価を得た中国の写真家さん。どんな絵をきりとる方なのかなぁと楽しみに出かけてきました。
雲南の棚田・プーアール茶の故郷・景徳鎮の故郷・紹興酒の故郷など、色んな空気が写真の世界にありました。幻想的でもありながら、日常の生活でもあり、文化であり、どれも興味深いものでした。まわりの環境を映し出して表情を変える棚田も、とても美しかった。

中でも食い入るように引き込まれたのが「貴州」の写真。
菜の花が美しいところでもあり、古くからの4つの民族が交わるところでもあるそう。それぞれの文化が入り混じった生活が奇跡的に残っているそうで、何とも貴重なことだと思います。
ミャオ族の民族衣装は実に素晴らしく、以前福岡で行なわれた民族衣装展で実際に民族衣装を見たときも感じたのですが、あれは本当に芸術だわ。あの繊細な刺繍は、職人技です。銀細工もゴージャス。
細部にわたる芸術を、ジックリご覧あれ。美女がウェルカムしてくれますよ。

馮學敏さんの写真展は、長崎県美術館県民ギャラリーで今週末3/2までの開催です。中国の空気をたんと感じてきて下さいナ。
2008年02月26日 16:40 カテゴリ:1.ヒラジュン日記
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