冬の陣 第一弾は・・・

冬の突然の訪れに、体調を崩している方はいますか?
僕はなんとか大丈夫のようです。
忙しい日々で、息つく暇もないのが幸いしてるのか、
風邪を引く暇がない。
そんな方の心の安らぎになれば幸いです。

11月最後のガンダミンゴは、特別企画を実施。
ガンダミンゴ冬の陣第一弾。

『スポ根アニメVS反スポ根アニメ』

どっちが勝つのか・・・
というわけで、スポ根アニメを知らないあなたに、
ちょっと予習を・・・。

スポ根アニメとは、1960年代、1970年代に盛んだったアニメのことで、この当時盛んだった劇画の影響を受けて流行した物です。

努力と根性が全てで、勝利が大切なことではありません。
負けることもしばしば、でも頑張り続ければ、
いつかイイコトがあるのさ。

スポ根作品の第一人者といえば、梶原一輝さん。
『巨人の星』『あしたのジョー』などで有名な方。
最近、『あしたのジョー』の劇場版をビデオで観たのですが、
いや〜。やっぱり名作は、いつ観ても名作ですな。
人間の心理を見事に突いている。
素晴らしい。
ただのスポ根ではないですよ。

このスポ根アニメは、「サクセスストーリー」と「悲劇」が混在する作品が高度経済成長期の日本にマッチして流行ったらしく、
一応、『定義』みたいなものも存在するようです。

【スポ根の定義】
●「そんなにしなくても・・・」という過度なトレーニング。
・・・分かる分かる。
今じゃあ「やり過ぎ」とかって怒られるんでしょうねえ・・・。

●追い詰めて追い詰めて追い詰めまくるストイックな主人公。
・・・自分が大好きなんでしょうねえ。
追い込まれている自分が好きっていう気持ち、分かります。

●だいたいサングラスをかけている鬼コーチが出てくる。
・・・なんでサングラスなんでしょう?
当時の感覚では、ワル=サングラスだったんでしょう。
今の時代、ワルが多いなあ・・・。

●天才的なライバルが出てくる(だいたいがセレブ)。
・・・才能を持ってないからこそ、主人公は強くなるんです。
そして、僕らは、自らを重ね合わせるのです。

●そして最後に怪我や病気で現役引退。
・・・悲しい運命が待ってるんですよね。
それでも、やっちゃうんだよあ・・・。

これに対して『反スポ根アニメ』は、科学的なスポーツ医学の見地から描かれる作品が多いようです。
過度なトレーニングは御法度。
・・・とはいえ、それでも今からすると、過度な気もしますが。
とりあえず、ちゃぶ台をひっくり返される心配はないです。

努力という「課程」よりも、勝利という「結果」が重要視される、まさに現代の写し鏡のような作品が多いようで、
なんだか夢も希望もない感じがしますね。
でも、そんなことないですよ。
青春の汗と涙に染まってますから。

結果、ガンダミンゴ的には、『スポ根アニメ』の勝利。
まだまだ若いもんには、負けませんわ。
現代のスポ根アニメってのも、いくつかありますしね。
僕らはきっと、それでも夢を観たいのかもしれません。

2007年12月01日 00:06 カテゴリ:フクダンチ
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