世界を席巻した男

寒くなってきました。
だんだん寒くなると、外に出るのも億劫になりがちです。
そんな時こそ、インドアライフを満喫しましょう。

11/2のガンダミンゴは『大友克洋さん特集』。
大友克洋さんって・・・


物の本によれば、あの手塚治虫さんに、
その絵を「1も2もなく降参する」と言わしめた人だそうです。

確かに大友さんの絵の書き込みは、半端じゃない。
特にメカの息づかいが聞こえてきそうな機械が、
縦横無尽に駆け回っている。

大友さんと言えば、何と言っても『AKIRA』です。
アニメはもちろん、マンガも読んだ僕としては、
忘れられない名作になっています。

『AKIRA』以降は、海外の評価も高く、
洋画の映像手法や、カット割りに、
深く影響を与えたと言われているから凄い。

ちなみにこの映画『AKIRA』というタイトルは、
大友さん自信がファンであり、
影響を受けた映画監督の黒澤明さんに由来するらしいです。

ちなみにこの映画『AKIRA』の製作費は10億円。
総セル画枚数約15万枚。
って言われてもピンと来ませんよね?

ジブリの「もののけ姫」が約14.4万枚。
「千と千尋の神隠し」約11.2万枚。
「ハウルの動く城」約14.8万枚。と言われています。

1988年当時の劇場アニメとしては、
かなりの気合いの入れ方がうかがえますね。

そしてそれを超える規模の作品が、
2004年に公開された『スチームボーイ』。

総製作費24億円。
総セル画枚数18万枚。という、とんでもない作品。

そんな大友克洋さんの『AKIRA』は、
実写映画化の噂が復活するなど、期待が高まるばかりです。

このところ、日本アニメの実写化の話が、
ハリウッドから聞こえてくるのですが、
いつの間にかどこかに消えたり、また現れたりと、
そんなことを繰り返してますけど、
なんとしても、『AKIRA』だけは実現して欲しい。

コアなファンを世界中に持つ作品だから、
かなりの反響はあると思います。
頼むぜ、ハリウッド!
2007年11月03日 22:53 カテゴリ:フクダンチ
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