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時空を超えて見える景色…

長与町には339の小字(小さな地名)があるのですが、
漢字で言えば2文字とか3文字だったりします。

長い地名のものもあって、
山とか川など地形を表す地名も多いですよね。

地名の場合は、「青い山」とか「大きい川」など
最後に付く漢字が重要とのこと。

そして、長与では田んぼの「田」が多く使われています。
江戸時代は年貢=米を納めるのが一番大事な時代で、
長与の方々はせっせと田んぼを耕して、
年貢を納めていたことが小字に使われている漢字から分かります。

江戸時代の200数十年の間で、
長与のたんぼの面積は二倍近く増えていて、
この「田」という地名は長与川や主流のところに分布しているそう。


このことから考えると、昔の方々が一生懸命田んぼを耕して、
それが結果として地名として残っているのです。
しかも、それが長与の中心部である長与川周辺にあるのです!


つまり…
もっとも長与らしい地名として「田」が残っていることがわかります。


昔の長与は今の時期、
稲刈りに精を出していたのかもしれません…。

2014年10月18日 09:56 カテゴリ:教えて!久原先生
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