夏のぬけがら

1989年リリースだから、ちょうど20年前になるんだねぇ〜
…マーシーもオレも若かった(笑) なんて、例えばそんなノスタルジーを決して「思い出は年寄りのキャラメル」と詠んだ山頭火とダブらせたりはしないのよ(笑)
モノトーンでナイーブな描写。 決してPOPな夏ではなく、もろく、切なく、そして“静かな夏”の情景… 好きだねぇ〜
中原中也や萩原朔太郎、そして J・ケルアックに代表されるビート・ジェネレーションへの思い入れはマーシーとの共通項でもあるのだけれど、甘酸っぱい夏の情景描写のそれをメロディーにのせて歌にしたマーシーの非凡なる才能や感性やセンスたるや文学界の先人たちや、他の日本のソングライターたちとは明らかに一線を画すのだよ。