「軍艦島」へやって来た!
先日、東京から遊びに来た友達と「軍艦島」へ行って来たよ。
ご存知の方もいらっしゃるでしょう?!
長崎半島沖合いに位置する「端島(はしま)」はその昔、海底炭鉱の島にして、日本初の鉄筋コンクリート造の高層集合住宅が建設され、最盛期には当時の東京都の9倍もの人口密度にまで達し(もちろん当時の世界一)高度経済成長期の発展に多大な貢献をしました。
その外観が軍艦「土佐」に似ていることから、いつしか「軍艦島」と呼ばれるようになりました。1974年に閉山した後、無人島になり長い眠りについていた「端島」ですが、2009年に世界遺産暫定リストに掲載された「九州・山口の近代化産業遺産群」の構成資産のひとつとして、また新しい歴史を刻もうとしているのです。
梅雨真っ只中、雨天欠航や上陸NGも覚悟してたけど、当日は奇跡的に晴れた。ラッキー!
写真は1916(大正5)年に建てられた日本最古の7階建て鉄筋コンクリート造の高層アパート(通称30号棟アパート)跡。
主力坑だった第二竪坑口桟橋跡。
後方の高台に見える窓の無い建物は貯水槽。
鉱山の中枢であった煉瓦造りの「総合事務所」跡。
この中には炭鉱マンのための大きな共同浴場があったとか…。
まるで、戦争の爪痕の様相に終始無言…。
実は今回が2度めの「軍艦島」になるオレ。
小学生の頃、知り合いがやってた学童クラブの社会見学みたいなものに同行して以来…35年ぶりぐらいかな?
今でこそ、上陸にあたっては誓約書の提出やかなり厳しい注意事項があり、見学場所も限定されているのだけど、当時はまったくの「無法地帯」で怖いもの見たさ?の好奇心で、島内のあちこちに立ち入ったことを覚えている。
今回のクルーズで一緒になったおばちゃんたちが、笑顔やピースをして記念撮影のポーズをとってたんだけど、そんな光景がまるで似合わない風景で、重た〜いリアルなテーマパークみたいだったよ。
帰りの船上から、遠くなる「軍艦島」を眺めながら、35年前に確かに見た「野良猫」のことをフト思い出して、「やっぱりいなかったな…」なんて思ったりしたのでした。
「軍艦島上陸証明書」
今回の「軍艦島」上陸体験を終えて、なんか…ぜんぜん別物なんだけど、昔訪れたニューヨークの「コニーアイランド」を思い出したのは僕だけかな〜?!
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