第8回 教えて!久原先生

第8回となった「教えて!久原先生」のコーナーを
お届けしました♪


今回は長与の山裾、
丘陵先端にある地形に基づく地名地名の平と尾について…。

町内には平がつくのは21箇所、
尾が付くのが19箇所もあります。

平は山すその平たいところや緩やかな斜面の所についていて、
一番多いのは大平という字で長与町内には4箇所もあります!
(岡郷、高田郷、本川内郷、吉無田郷)

尾は尾根状に少しとがった山という意味ですが、
丸い尾根という意味で長与町内には丸尾という字が3箇所も。
(岡郷、高田郷、嬉里郷)

長与町内の大平や丸尾という名前は、
町内の方々が山のふもとの地形が平かったり、
丸かったりする尾根や緩やかな斜面につけたのです。
そして、そんな土地を田やみかん畑などに利用しました♪

さらに長与は琴の尾岳が一番高く、
琴の尾岳から緩やかに川や海に向かって斜面が延びていますが、
その斜面の先端が平たい斜面なのか、
丸みを帯びた斜面なのかの違いで、
平か尾という漢字がつく地名になったのではないか
と考えられます。

一番重要なのが、この「平」や「尾」が使われている場所が
昔からみかん園として利用されてきたということです。
地名の違いは土地利用の違いにも関係してくるんですね!

しかも、みかん園だったというところが、
なんとも長与らしい!!!!!!!!

そのような土地には現在、新しい団地などが出来て、
更なる土地利用がされているのです♪


みなさんのお住まいの場所にもその場所の特徴と
特産品の関係性が見えてきたりするかもしれませんね♪

2015年02月21日 09:56 カテゴリ:教えて!久原先生
nagayo 固定リンク