オススメの本を紹介する LaiLai図書室。
最終回の今日は 私が一番好きな作家：夢枕獏さんの
「黒塚 KUROZUKA」をご紹介しました。

アニメやマンガにもなった作品なので
ご存知の方もいらっしゃると思います。

私の大好物
↓
・夢枕獏
・ヴァンパイア
・輪廻転生
・源義経（伝説）
↓
がすべて詰まった 作品です。

行間に想像力をかきたてられる描写は さすが 夢枕さん。

鎌倉時代に 兄：頼朝から逃げる 義経と弁慶は
美女：黒蜜が棲む家にかくまわれます。
実は 黒蜜は不老不死の吸血鬼で、
追手によって大怪我を負った義経は 黒蜜に助けられ
自らも吸血鬼になります。
鎌倉時代〜平成、近未来へと、義経と黒蜜の
時空を超えた愛憎劇＆戦いが 繰り広げられます。

混沌としているからこその 美しさを ぜひ 堪能してみてください。


そして「LaiLai〜来来〜」は 今日で終わりました。
４年間。ありがとうございました。
初めての一人しゃべり番組で、
今日まで毎日 緊張していました。

放送でも言いましたが、
お聞きいただいたこと、メッセージを送っていただいたことは
宝物として大切にします。

泣かないでね、というメッセージをたくさんいただき
フリなのか！？とも考えましたが。
ああいうラストになりました。

どこかで見かけたら「LaiLai聞いてました」って 声かけてくださいね。




ありがとう



ございました！



P＆Mix：西川氏、AD：チームながよ、Navi＆D：風間


また、サタデーチャットボックス、日曜音楽館で お会いしましょう。

再見！！

今日（3/30）は 私のこの時期オススメの本を ご紹介しました。

赤川次郎さんの「君を送る」という小説です。



主な登場人物は
２４歳のＯＬ：美雪。
彼女が慕っている営業部長：矢沢さん。
それから、矢沢さんの家族、社長夫人、社長秘書 です。

矢沢さんがクビになることになり。
美雪は送別会を計画しますが、ほとんど誰も参加表明せず。
そんなことをしていると、
矢沢さんの奥さん、社長夫人、社長秘書の思惑でとんでもない事態に…

ということで。
今の時期読むには とてもピッタリの作品でした。

理不尽なこともあるけど笑顔でやり過ごさなければならない。
社会人として、言いたいことを言えなくて苦労している。
そんな方に、特におすすめです。

恋とまではいかずとも “この人好きだなー”という人との
別れを経験する心のうちは、さすが赤川次郎さん！

しかも ラストはすっきり解決、というわけでもないのに
心洗われるような気持ちにさせられます。

ミステリー要素はほぼゼロですが 切なさがたっぷり詰まっているので
この時期に読んだり。
お別れする方にプレゼントしたり。
してみてくださいね。

今日（3/26）は、メトロ書店 読書アドバイザーのカワサキさんに
この時期オススメの本を ご紹介いただきました。

?「感情に振りまわされない　　働く女のお金のルール
　自分の価値が高まっていく稼ぎ方・貯め方・使い方」



60歳までにコツコツ貯金するよりも、
60歳から 毎月10万円稼げるようになろう！という本。

意識改革をするにも良い４月に向けて
読んでみてはいかがでしょうか？

?「一流の人はなぜそこまで、　コンディションにこだわるのか？
　仕事力を常に120％引き出すカラダ習慣」



２ヶ月で10キロ痩せて ハイパフォーマーに変われば

風邪も引きにくくなり → 集中力が上がり → 能率・効率が上がり
→　残業が減り →　家族との時間が増え…

良いことづくめ！ という本です。

ダイエットの細かい進め方、
どんな時間帯に どんなものを どんな風に食べ、
どんな運動をし、ということも 書かれているということです。

お父様へのプレゼントにもいいですし、
日々の献立にも活かされるものが書いてあると思います。

ぜひ 参考にしてみてください。


そして、長崎在住の人気作家：村山早紀さんのサイン会が
29日（日）14時〜　メトロ書店本店で開催されます。

新作の一つ 「かなりや荘浪漫」を購入された方
先着100名限定です。



今も整理券を配布中とのことです。
ファンの方は お早めに メトロ書店に足を運んでみてください。



さて。
今週からお知らせしておりますとおり
LaiLai〜来来〜は、3/31（火）がラストです。
4/1からは 別番組（simple style-オヒルノオト-）が始まります。

４月以降の私の担当番組は
毎週（土）正午〜「サタデーチャットボックス」
毎週（日）朝6時〜「日曜音楽館」　です。

LaiLai は、あと２回放送がありますので
どうぞ お聞きください＆メッセージお寄せください！

好文堂書店 店長のオノウエさんに
この時期オススメの本を ご紹介いただきました。


? 三浦しをん「舟を編む」




? 服部まゆみ「この闇と光」




? 喜多川泰「『福』に憑かれた男」




? 清水克衛「まず、人を喜ばせてみよう」




風間の好みをご存知のオノウエさんからの紹介ということで
どれも気になりますが。

特に 服部まゆみさん。

調べてみたら 澁澤龍彦さんの世界に影響を受けたそうです。
大学時代の私は、澁澤さんに はまりに はまったのですが…
伝えていなかったにも関わらずのセレクト。
さすがです。

Honda smile mission にも出演した
本のソムリエ：井手さん も スタジオにいらっしゃっていたので
少しだけ自己紹介していただきました。

好文堂書店にいらっしゃるときもありますし
井手さんのセレクトの棚 も 展開されていますので
ぜひ お店に足を運んでみてください。

今週（3/23〜26）は
これまでお世話になった書店や図書館の方々に
オススメの本を教えていただいていますが
今日（3/24）は 私のオススメの本を ご紹介しました。

村山由佳さんの「もう一度　デジャヴ」です。



ご存知の方も少なくないと思いますが
デジャヴ（既視体験）をきっかけとした 前世 の物語です。

主人公：矢崎は、あるＴＶ番組で
行ったことがないにも関わらず、知っている風景を見ます。
それ以来、気を失うたびに 前世のことを思い出す（夢を見る）ようになります。
矢崎くんは、前世で忍びの一族“風祭”でした。

ということで。
風間の大好物：前世、運命の人、忍び が満載の
愛読書の一つです。

結局、運命の人が あの人 だったことに
びっくり、しかなかったのですが。


太古の昔からのすべての記憶がいま、
目がつぶれるほど まぶしい光を放ちつつ、
僕の脳裏を駆け抜けていく。


この一文を読みたいがゆえに
何度も読み返す作品です。

中学生対象くらいの小説なので
短時間で読み終わると思います。

ぜひ 手にとってみてください。

今日（3/23）は 長崎市立図書館のオオグシさんに
スタジオにお越しいただきました。

オススメいただいたのは クレア・キップスさんの
「ある小さなスズメの記録
　人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯」です。



第２次世界大戦中のイギリス。
ピアニストのクレアさんは、玄関先に落ちていたスズメを拾い
クラレンスと名づけ 育てることになります。

生態が分からないので 手探り状態ですが
ミルクをあげたり、一緒にベッドで寝たりするうちに
クラレンスは芸を覚えるなど 人間に癒しを与えてくれるようになったそうです。



この写真は ピアノを弾く クレアさんの手に乗る クラレンス。

１２年も生きた長寿のクラレンスの生涯が
とても感動するそうです。
よかったら 読んでみてください。



さて。
今日 ご紹介した 異人堂の さくらカステラと いちごブッセです。









見た目はもちろん 口に入れても “春”！
この時期の贈り物にぜひ。

３／３１までの 期間限定 本のミニコーナー LaiLai図書室！

今日は 乾石智子さんの「魔道師の月」をご紹介しました。



魔道師たちが 悪に立ち向かう物語です。

魔道師は 必ず 心に闇を持っているんですって。
そんな中で稀有な存在＝闇を持たない レイサンダーと
本と出会って魔道師になったキアルスが 主人公です。

皇帝に献上された幸運のお守り（暗樹）を調べるうちに
それが、禍々しく恐ろしい太古の闇・悪であることが分かります。

レイサンダーとキアルスは 闇・悪に打ち勝つことができるのか…!?

文章のイメージは 叙事詩や神話。
魔術・魔法・魔道の“黎明期”を描いているので
すべてが布を織るように しっかりと 緻密で 素晴しいです。


これまで文庫化されている３作品を読みました。



３冊の中で読みやすかったのは「ディアスと月の誓約」でした。

ぜひぜひ 読んでみてください。

３／３１まで期間限定 本のミニコーナー LaiLai 図書室！

ご紹介したのは J・D・ロブ「ダーク・プリンスの永遠」です。



なんといっても 帯の言葉。

“犯人は吸血鬼なのか？”

ここです。
吸血鬼好きとしては 見逃せない一文でした。

読んでみると
《イヴ＆ローク》シリーズ 番外編 その２ ということが判明。
かつ
吸血鬼 ではなく 吸血（殺人）鬼 でした。

でも おもしろかったです！

霊能力者による捜査とか。
未来を舞台にした SF警察小説 ということで
出てくる いろんなアイテムとか。


本屋さんで悩んでいた風間に
声をかけてくださった女性に感謝です。
なかなかに巻を重ねている作品のようですが
１巻から読んでみます！

３／３１までの 期間限定復活！LaiLai図書室です。

今日は 真堂樹さんの「お坊さんとお茶を」をご紹介しました。



集英社オレンジ文庫は、
今年１月に創刊されたレーベルで、
コバルト文庫シリーズがお好きな方は 特に要チェックです。


お人好しで要領の悪い 三久は 空腹で倒れ、
クールな美形僧侶：空円と、謎の僧侶：覚悟に助けられ
貧乏寺：孤月寺 に住み込むことになります。

お寺での生活に四苦八苦していた三久ですが
突然、近所で起きた強盗傷害事件の犯人と疑われます。
その疑いを晴らそうと 頑張る物語です。

ほかにも、
お付き合いのある石材店、檀家さんから持ち込まれる謎を
解いていきながら 三久は成長していきます。

ところどころ出てくる 仏教の教え が
非常に分かりやすく ためになります。
（多分 作者の創作も含まれていますが）


・足りる ≠ “たくさん”でも“他人より多い”
　　　　　＝ 現在の状況を良しと見て満足し、ありがたいと感じる心


慌しい年度末ですが ほっと一息、喫茶去 してみてください。

３／３１までの期間限定復活！ LaiLai図書室です。

１日１冊ずつ私のオススメの本をご紹介。

河野裕さんの「いなくなれ、群青」をピックアップ。



去年夏からスタートした新レーベル「新潮文庫NEX」から
刊行された１冊です。

キャラクターに注目したレーベルということもあり
いわゆる“キャラ小説（≠ラノベ）”が好きな方にぴったりの作品ばかりが
発売されています。

特に この小説は よかったです。

↓少々のネタバレ↓

・大いなる悲観主義は、大いなる楽観主義に通じる。

・なにかを捨てて進むのが成長だとは、認めたくない。


その通り！

淡い、透明な、ピュアな、爽やかな情熱 みたいなものが
垣間見えます。
おすすめです。