落書き by MARK

電車やバスの椅子、公衆トイレの壁などに描かれた落書き

それは思春期の中高生諸君の心に渦巻くカオスの叫び…

○○ちゃん大好きだー!!」という告白系や、「××高の○○ムカツク!」という挑戦状系の落書きが大半を占めるなか

非常に味わい深い落書きが記されているものもある。


先日僕は電車に乗って、ある落書きを目にした。

他のどの落書きとも類似しない、強烈なインパクトを孕んだそのメッセージとは…


落書きしてごめんなさい


!!??

落書きしたことを落書きで謝っているではないか!?

何と愚かでもあり、何と哲学的でもあるのだろう!

考えれば考えるほど、筆者の真意をつかめなくなる

僕はしばらくこの落書きから目が離せなかった。

将来の日本を支える(であろう)若者たちの悩み、苦しみ、喜びを記した宛先の無い手紙

それが「落書き」なのである。

やり場の無い心の衝動を明日の糧に、彼らは”未来”という無地のキャンパスに思い思いの色を付けて

いくのだろう。

※ 良い子のみんな。公共物に落書きをしちゃダメだよ♪
2004年11月15日 13:48 カテゴリ:旧ブログエントリー
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