ＶＩＰな方には、Ａ個室をご準備。

ＴＶも備えられ、さながら『走るホテル』です。

セレブなアナタに、より高級な個室を…。

ドアはテンキーロック式！

切符によって、その快適さが違うのは、タイタニック号の時代から変わりません。

こちらはＢ個室。かなりパーソナリティが尊重されます。

『下段』。極端な圧迫感は無く、誰もが持っているであろう胎内回帰願望を、ごく自然なカタチで満たしてくれます。

鉄の元素記号でしたっけ…。

車輪がレールのつなぎ目を越える際の響きが、心地良い振動を与え、副作用の心配の無い睡眠導入剤となります。

長く、出発時間も早ければ、跳ね上げ式の寝台だったりしますが、１９時４７分発で、翌朝７時５３分着の本列車は、最初からベッドの状態で入線します。

Ｂ寝台とは言え、ハシゴが畳まったり、ミニテーブルが飛び出したり、二段階調節付き枕灯があったりと、様々なギミックが、ワクワク感を加速させてくれます。

袖スリあう…雰囲気が楽しめる、開放的な車両です。

私らの利用車両はこちら。

五島行きのフェリーでも、二等以外乗ったことありませんから…。

みんなの夢と希望、浪漫を乗せて、列車は東へと向かいます

旅の始まりです。長崎１９時４７分発。

東京まで行く『さくら』が、森山直太朗の歌が流れる中、最後の発車をしたのを見送って以来、必ず乗ろうと心に決めていました。