手塚治虫と浦沢直樹
(02/17 フクダンチ)
小学生の頃、一時期いじめられたこともあったが、
クラスのガキ大将にマンガを描いたことで、
いじめがピタリと止まったというエピソードを持ち、
「マンガ君」と思われるのが嫌で、大学ではマンガ研究会には入らず、しかしマンガ研究会の人よりもたくさん漫画を描いていたということです。
「MASTER キートン」を描いていた頃、
ネタに困ると、意識を失うまで考えてから、
浅い眠りを 1 時間くらいすると答が見付かったことが 4, 5 回あったらしく、
その後、脳波をコントロールできるようになり、
浅い眠りに入らなくても閃くようになったという話もあるそうです。
脳波をコントロールって・・・凡人の僕には分かりません。
ただ、苦労せずにひょいひょい描いてるかと思いきや、
浦沢直樹でもそんな苦労をして描いているんだなと、
そんな苦労があるから、面白い物が生まれるんだな、
とあらためて、浦沢さんの魅力に惹きつけられます。
浦沢作品で僕が好きなのは、何と言っても『YAWARA』。
元々はアニメから見て、その後マンガを読み出し、
いつしか浦沢ワールドの虜になりました。
マンガで涙を流すなんて、そうそうない。
けれど、浦沢作品には、人間の心の奥を揺さぶる何がが、
しっかりと存在するのだと思います。
今でもYAWARAのテーマソングを聴く度に、
あの頃の気持ちがオーバーラップして、
どこか懐かしく、そして、とても気持ちが良いのです。

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