京極夏彦 「ルー=ガルー 忌避すべき狼」
(08/27 夏の36冊)
そんな問題が現時点で発生しているのに
この小説の舞台である2030年になったら どうなってしまうのか
すごく 怖くなる物語でもあります。
そして ある意味 純粋培養な少女たちに対して
敵 (大人たち) の 気味の悪さ。
思い込みの強さから来る 根拠のない 自信・正義。
やっぱり 14〜15歳の頃が
一番 一生懸命で純粋だな、と 改めて感じました。
(風間の秘密。語弊がちょっとありますが
社会人になるまで、精神年齢 14歳、と
ずっと思ってました。)
誰がルールを作ったのか。
どうして ルールを守るのか。
どうやって 他人と関わっていくのか。
どうして 関わらないといけないのか。
そんなことを 取りとめもなく 考えつつ
思い浮かんだのは
「ドラえもん のび太とブリキの迷宮」という映画。
ドラえもん映画の中でも1番好きな作品で、
特に印象に残っているのは
“カプセルに入らなければ動けない人間” と
“社会が ロボット化” していること。
利便性・合理性を追い求めすぎると
機械を使う のではなく
機械に使われてしまう、という危機感。
そして 便利な世界だからこそ
前時代的なモノに固執する 感覚。
そういったゴチャゴチャしたものをひっくるめて
“狼”というワードが すごく印象的です。
ミステリー色も強く
独特な世界観も魅力的ではあります。
1ページ目から 引き込まれること 間違いなし!
ですので ぜひ 読んでみてください。
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