池宮彰一郎 「島津奔る」
(08/21 夏の36冊)
それでも 侍たちは 国のため お館さまのため 奔ったんです。
すごい。
合戦の結果、勝利したのは 東軍。
西軍についていた 島津軍は 戦場を離脱しなければなりません。
どうしたのか。
家康の 何万という本陣に 突っ込んでいったんです。
そして そのままUターンして 鹿児島に帰ったそうです。
島津 = 強い! というイメージは 鮮烈に残りますよね。
このお陰で(?)
島津は 西軍だったにも関わらず 戦後処理で
領地はそのまま、どころか、琉球も加えることになります。
このことが 後々 (徳川幕府を倒す) 幕末へのエネルギーに変わっていく…
そこが 歴史の面白いところ!
島津義弘の
状況判断能力、決断力、外交力、
家を守る覚悟、部下への信頼、部下の意見を聞く寛容さ。
現在の 指導者のあるべき姿が描かれている、とも
評価されている作品です。
(柴田錬三郎賞 受賞作品)
残念なことに 絶版になっていますので
インターネットを駆使して
または 古本屋さんなどに日参して
手に入れてみてください。

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