Ayumivoxxx
(08/20 Ayumi voxxx)
深く読者を誘い、想像を掻き立ててくれる。
だから・・・、
「一言でいえば古代ファンタジー」
「マホという少女が頑張る話です!」
で、終われない。
時代背景や舞台描写から語らないと。
私が思うに、
この物語は“対”がテーマ。2つで1つの。
中国の太陰大極図のように、
“愛と憎しみ” “兄と妹” “姉と妹”など
いろんな「対」が、1つを形成するかの
ごとく交わり出てくる。
それを、氷室さんは、
“銀と金”“大地と海”というタイトルに
込めたのではなかろうか。
『銀の海 金の大地』/氷室冴子
氷室さんが亡くなった今、
物語のエンディングは永遠に分らない。
だけど、
読者がそれぞれの想像力で
エンディングを描くことによって、
氷室さんと「対」を成すような気がして。
各人によるマルチエンディング。
そんな“宿題”を最期に残した氷室さん、
粋すぎるよ。
さぁ、残された11巻目(ラスト)まで
あと3冊!!
夏だ!石田!
真澄の愛が哀しすぎるほど美しいのダーッ!!



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